よく苦手科目ができてしまい、そこから塾へ通い出す子も多い。
しかし、苦手になり、放置し続けてからでは克服することはかなり難しくなってくる。
それは、過去の学習も行いながら、先の学習も同時にしていかなければならないからだ。
そのため、勉強においても苦手科目予防をしておくことが大切だ。
例えば、病気などと同じく、早期発見ではなく、いかに病気にならないように日ごろから対策しておくことが日々健康でいられる秘訣になるのと同様に、勉強で躓かない予防を意識していくことが重要だ。
そういった意味で、塾や家庭教師などをつけるのは、ただ単に「勉強で躓いてしまったから。」「受験へ向けた実力をつけたいから。」という事だけでなく、「勉強が躓き、そこから抜け出せなくならないように。」などの予防の考え方も持っておくこともお薦めしたい。
苦手科目が出てしまうとそこから抜け出すにはかなりの労力が必要になる。その分、他科目への勉強量も削らざるをえなくなり、受験期にはかなり苦労することとなる。
苦手科目があることは、受験では大幅に不利になってくる。
それは、都立高校入試であれば5科目の中で1科目でも捨てることはできないからだ。
そういった意味で苦手科目を作らないということが都立高校受験の戦略にもなってくる。
5科目とも躓く前の予防を意識してほしい。
もし現状、躓いてしまっていたら、すぐにでも対処していってほしい。
早期であれば抜け出す可能性が高くなるが、そうでなければなかなか抜け出せないことも出てきてしまう。
得意科目を伸ばすだけでなく、苦手科目予防も同時に取り組む重要性を伝えていきたい。