H29年度都立高校入試分析【社会】

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H29年都立高校入試【社会】の傾向を分析。

社会は記述問題2題以外は全て記号問題になった。内容も基本的な知識をベースに資料を活用し、総合的な根拠から選択肢を選ぶ問題であった。選択問題では「知識をもとに、地図や統計等の資料を読み取る」こと、記述問題では「社会的事象を多面的・多角的に考察し、適切に表現する」能力が求められた。

【大問1 小問集合】配点:大問15点

〈傾向「奥州藤原氏の歴史的文化財の位置」と「わが国の選挙の原則」が出題。世界遺産の位置など頻出なものも出題された。

【大問2 世界地理】配点:大問15点

〈傾向〉マイナーな国々についても出題されているため、世界地図を見て学習していくことも大切になる。またそれぞれの国の近隣にどんな国があり、どんな貿易をしているか、貿易品目はどのように変化してきたかなど、綜合的に考えていくことが重要になる。

【大問3 日本地理】配点:15点

傾向〉記述問題も1題出題された。日本地理も、受験生にとってマイナーで知らない都市や港湾など出た。非常に細かなところも出題されるので、普段の定期テスト勉強でしっかり学習し、各単元において深い知識を定着させていくことが大切になる。

【大問4 歴史】配点:20点

《傾向》例年どおり、時代感覚が問われる問題も出題された。資料を正確に読みながら解く問題なども出題されている。

【大問5 公民】配点:20点

《傾向》例年どおり、公民基本用語の理解力が求められる問題が出題されている。また近現代の日本の経済動向である、「戦後の高度経済成長→バブル景気→リーマンショック→不景気」の流れは頻出。2012年までの現代の範囲まで出題されていた。

【大問6 総合問題】配点:15点

《傾向》現代社会の諸問題をテーマに、総合的な考察力が求められる問題が出題された。知識と資料の読み取りというスタイルは今までどおりであった。

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