H29年都立高校入試【英語】の傾向を分析。
英語は、今まで以上に読解力が求められる入試問題であった。テクニックではなかなか解きにくい問題に変更されてきているので、普段の教科書を使った勉強から速読力,読解力をじっくりと身に着けていきたい。
【大問1 リスニング】配点:大問20点(計5題)
〈傾向〉難易度が低い問題Aと難易度が高い問題Bの出題。2題ある問題Bのうち、今年から1問が選択肢で答える問題に変更した。以前は文章読解の時間が足りなくなる子はこの問題Bを捨てていくことが戦略であったが、今年から問題Bの1問は苦手でもチャレンジできるようになったため、時間配分の見直しがポイントであった。
【大問2 資料を使った短めの英文読解および自由英作文】配点:大問24点(計4題)
〈傾向〉英作文のスタイルが変更した。昨年度までは何を書くのかの指示内容が日本語で説明されていたが、今年は、英文の続きが自然になるように考えて英作文をしなければならなかった。
【大問3 対話文読解】配点:28点(計7題)
〈傾向〉今計7題が全て選択肢問題へ変更。しかし、昨年度まで通用していた「下線部前後に答えが書いてある。」という解き方が通用しなくなったこともあり、難易度が上がった。
【大問4 長文読解】配点:28点(計7題)
《傾向》傾向の変更はほとんどなかった。この大問は例年通り文章量が多いので、正確な速読力と読解力が求められる。