H29年都立高校入試【数学】の傾向を分析。
数学は、解ける問題と解けない問題がはっきりする入試問題だ。特に今回もその問題難易度を見極められたかが大切であった。ただ問題を解いていくのではなく、それぞれの問題難易度も意識して問題演習をしていきたい。
【大問1 計算問題/2次関数の変域/確率/作図】配点:大問46点
〈傾向〉難易度は例年どおり。毎年大問3で出題されていた2次関数の変域を求める問題が大問1で出題された。
【大問2 ある生徒が作った問題について考察を深めていく問題】配点:大問12点
〈傾向〉規則性がある段数の問題が出題。問題2では昨年に続き、「文で説明する証明」が出題。難易度が高く、対策も立てにくいので解く順番を入れ換えていくことも大切であった。
【大問3 1次関数】配点:15点
〈傾向〉今年度は1次関数からの出題であった。問1の座標,問2①(面積を2等分する直線の式を求める)は難易度は高くなかった。問2②は座標を文字で置く都立入試の傾向に合った問題であるので、しっかり対策ができている子は解けた問題になる。
【大問4 平面図形】配点:17点
《傾向》問1は都立入試では珍しいおうぎ形の知識を問う問題が出題された。問2①では相似の証明問題が出題。問2②は三平方の定理+相似比を使う問題。難易度は例年よりも低かった。
【大問5 空間図形】配点:10点
《傾向》問1は底面の三角形が正三角形であることに気づけるかがポイントであった。問2は難易度が非常に高いため、捨て問にしても良い問題であった。