中学3年生になると、都立高校入試の判定模試であるVもぎが6月から開始する。
Vもぎは都立高校の判定模試以外にも、自校作成模試や私立Vもぎなども受けることができる。
都立高校第一志望の子はこのVもぎを受検することになるが、Vもぎに関しては中3からでないと受検できないため、それまでは他の業者模試を受検する子も多い。
塾に入っていたら、内部模試や全国模試などで偏差値が出される。
そしてその偏差値からまた定期テストの結果以外でも志望校を決めていってしまう子も多い。
しかし、Vもぎ以外の模試でけして志望校を決める必要はない。
それは偏差値の出方も違ければ、問題傾向も大きく異なるからだ。
それに対して、Vもぎは書店でVもぎの過去問が販売されており、Vもぎを受ける前に過去問を解いてから受検するなどしっかり対策をしてから受検するので、偏差値も他の業者模試以上に出ることが多くなる。
当然だが、入試に対策を一切しないで受験する生徒はいない。
しかしVもぎ以外の外部模試は対策なしに受検する事がほとんどな為、正確な偏差値が出ない。
だからこそ、Vもぎ以外の業者模試は「実力テスト」と位置づけて、自分の各科目においての「弱点診断」として使用するのが一番良いだろう。
またVもぎは私立高校でも見てもらえる大切な模試になってくる。
そのため、私立単願を考えている子も必ずVもぎの過去問を解いてから本番に臨んでほしい。
けしてVもぎ以外の業者模試の結果で自信を失わず、偏差値に惑わされないでもらいたい。