過去問演習を既に開始している子も多いと思う。
都立高校受験においてはこの過去問演習が万全にできることが合格において高いウエイトを占めているといっても過言ではない。
その過去問演習時に準備してほしいものと使い方を紹介する。
①キッチンタイマー…入試においての戦いは問題だけでなく、時間も待ち受けている。入試本番が50分だとしたら、45分に設定し、問題演習をやってもらいたい。常に時間を意識し、その緊張感の中で問題を解くことが大切になる。
②点数控えシート…平成●年など過去数年間分の過去問を繰り返し解くことになるが、その際、必ず点数を控えるようにしておこう。具体的には①入試問題を解いた日②入試問題を解いた年度③点数を記入する。※また事前に自分の内申点から志望校合格へ向けての入試目標点を計算し、各科目においての目標点を記入しておこう。
③入試正答率一覧表…東京都教育委員会のHPに、過去の入試正答率のデータが各問題ごとに掲載されている。その正答率のデータを基に、自分が取るべき問題がしっかり取れているかを確認し、解きなおしなどで使っていこう。
④解きなおしノート…解きなおしノートを作成し、解答を見ながら間違えた問題の中で、「入試本番に取るべき問題」関しては解きなおしをしていく。その際、必ず根拠となる所を書いていくことを意識しよう。問題をノートに写しづらい場合は、問題をコピーしてノートに貼り付けていくとまとめやすい。※ノートは5科目を1冊のノートにまとめても良い。
①~④を実行し、最後に次の過去問を行うにあたっての課題を抽出しておくことが大切になる。それを意識して次の過去問演習にのぞんでほしい。また過去問は最低でも3回は繰り返し行っていこう。