都立高校入試は最先端の入試。

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2020年からは大学入試のセンター試験が廃止になり、現中2生からはそれに代わり、表現力や思考力が試される新たなテストが導入される。

それにより各学校においても既にその取り組みが実施されている私立中学校なども多くなってきている。

しかし高校受験においてもその思考力や表現力が既に試されている地域が実は東京である。

都立高校の入試問題は「統計&資料」を考察し記述する問題や、国語では、実体験を基にして自分の考えを述べる200字の作文を書かせたりするなど、まさに表現力や考察力がなければなかなか高得点が取れない問題となっている。

そういう意味では他県の入試問題よりもインプット型の学習よりもアウトプット型の学習が求められるのも都立高校の特徴であるだろう。

しかしこういった力は受験生になってからすぐに身につけられないことも多い。

だから小学生の保護者へこの時期にアドバイスすることがある。

それは受検の有無に限らず「都立中高一貫校対策」をやってみることだ。

都立中とは都立という事で授業料が安いのにも関わらず、完全中高一貫校などにしている学校がある。

有名な学校としては小石川中、桜修館中、区立九段中などがある。

しかし私立中学と比較して毎年高倍率受験なため、「落ちたら区立中学へ進学」と割り切ってしまうことも多い。

しかし入試問題は良問が揃っており、小学校の教科書レベルの問題で、かなり高度な考察力や表現力が試される問題が多いので今後へ向けた良いトレーニングとなる。

まさに都立高校受験や今後の大学入試へ向けての必要な力が鍛えられるはずだ。

けして目先の「合格」ということだけに意識するのではなく、長期的な視点でこのような力を早期に養っておくことも受験の「戦略」になることは間違いない。

ぜひゆっくり過ごせる夏休みだからこそじっくり考えられる夏にしてほしい。

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