秋に入り、受験の方もかなり本格的になってくる。
東京での高校入試のポイントについてまとめたい。
《都立高校》
①日比谷,西,戸山等での自校作成問題が復活!
2018年度から自校作成問題が5年ぶりに復活する。
省力化・合理化をねらいにグループ作成を導入したものの作業上の負担は軽減できなかった可能性が高い。
しかし、5年ぶりの復活となるので初年度のように極端に難しい問題が出題されるとは考えにくい。
②一般入試では2年連続で応募者増!
2017年での都立一般入試の実倍率は1.42倍であった。
男女別で募集している普通科では女子の募集数が男子より少ないことから実倍率では女子が男子より高い状況が続いていたが、ほぼ同じくらいになった。
1.5倍に近い平均実倍率は全国の公立高校としては高く、3人に1人が不合格になる厳しさは変わっていない。
確実に合格できる都立高校を勧める進路指導が中学校で増えれば都立高校の中堅校人気は続きそうだ。
③マークシート導入後、平均点は2年連続ダウン!
2017年度は5科の平均点合計が298.1点で2年連続で下降した。
マークシートの導入で選択問題が増えれば、正答率・平均点も上がりそうなものだが、実際には下がり続けている。
「選択問題だから簡単」と思い込まない方が良い。
④高倍率が続く推薦入試、一部で敬遠傾向も!
都立高校推薦入試の平均倍率は3倍前後、人気校では6倍以上になる。
2017年度は3年連続で応募者数・倍率ともダウン。高倍率を敬遠した可能性が高いが、それでも応募倍率3倍という高倍率を維持している。