国語の平均点は、全国で一番東京が高い状態となっている。
だからこそ、国語が苦手な子も確実に国語で点数を取れるようにしておくことが重要になってくる。
国語で特にポイントになってくるのが、やはり小説,論説文である。
都立高校入試においては古文も読解力があれば、解けてしまう。
そこで都立入試対策としての国語読解力を高めるための学習法を紹介する。
①文章を音読する。
⇒「時間内に終わらない。」という子は特に普段の学習で音読するようにしていこう。当然、入試本番では音読することはできないが、口パクでも良いのでやってみると読解ペースも向上してくるのでぜひ試してもらいたい。
②ペンで文章を追いかけながら読解する。
⇒①だけでなく、ペンで文章を追いかけていくと読解ペースも上がってくる。また、スピード感を意識して、ペンを動かしていくことで更なる読解ペースが身についてくる。
③重要な文に線を引きながら読む。
⇒文章を読む際は、大切な所へ線を引きながら読むと良い。小説であれば、登場人物に丸をつけたり、感情,情景の変化などに着目して印をつけていく。論説文であれば筆者の伝えたいことに線を引いていくと良い。
④設問で聞かれていることをしっかり理解する。
⇒正答率を高める上で、一番重要になってくるのが、設問をしっかり理解すること。理解を深めるためにポイントとなる所へ丸など印をつけると理解が深まってくる。例えば「理由」なのか、「筆者が伝えたいこと」なのか、「登場人物の様子」なのかなど聞かれてくることがしっかり掴めないと選択肢が正しく選べなくなる。時間制限が厳しい科目ではあるが、そういたところを疎かにせずじっくり理解してから問題を解くようにしてほしい。
また解く手順を最後にまとめると、
①文章を読む。
②傍線部にぶつかる。
③設問を読む。
④設問を解く上での「根拠」を掴む。
⑤問題を解く。
以上の流れで読解していくと良い。
よく③設問を読み、そのまま⑤問題を解きに行ってしまう子がいるがそれは絶対に避けてほしい。
それは選択肢に必ず惑わされてしまうから。
だからこそ、もし根拠が掴めなければ文章を読み進め、「根拠を掴む」まで我慢してもらいたい。
そうすることで確実に正答率が高まってくる。
ぜひ国語で安定した力を身につけてもらいたい。