過去問演習をすでに始めている子も多いと思う。
過去問演習をするときに、気をつけなければならない事はただ問題を解かないということだ。
それは具体的に各科目の目標点を決定してから解かなければならない。
しかしその目標点の決め方もけして適当にきめてはいけない。
具体的には12月に出される中学校の通知表が出てから具体的な目標点を決めることが大切になる。
なぜなら、都立高校への内申点として評価されるのが2学期の通知表になるからだ。
以下が具体的な目標点の算出法なのでぜひ参考にして目標点を算出してほしい。
①9科目の内申点を換算内申点を算出する。 ⇒技術家庭科,音楽,体育,美術のいわゆる実技科目の内申点を2倍にし、英語,数学,国語,理科,社会の内申点と合計する。
②換算内申得点を算出する。 ⇒換算内申数値×300÷65で計算する。※小数点以下は切り捨てにする。
③5科目合計目標点を算出する。 ⇒(志望校総合目標点ー換算内申得点)÷1.4で計算する。※志望校総合目標点は、志望校の合格基準である総合得点を入れる。高校入試案内やVもぎに記載されている。
④各科目においての目標点を算出する。 ⇒得意科目,苦手科目など踏まえて、各科目の目標点を決める。都立高校入試の科目別平均点なども参考にしてみると良い。
以上の流れで設定した目標点から「どの問題を確実に点数にするべきか。」としっかり受験戦略を立てて、問題を解くようにしていくことが大切だ。
また都立高校入試問題は中学校の定期テストと問題の性質が大きく異なるので、定期テストの得意不得意だけでは決められない。
これから過去問トレーニングを重ねていくことで得点が大きく高まる科目も多くあるので、その中で再度目標点を設定していくと良い。
入試本番で確実に目標点が取れる学習を進めていってほしい。