現在、個別指導や集団塾など様々な塾が多いですが、その子に合った塾を選ぶことが大切になる。いくつか形態別での学習塾のポイントを紹介。
【集団塾】・・・生徒数が15~30名程度で授業が行われる形態の学習塾。大手学習塾や個人経営の塾に多い。
〈メリット〉
・クラスの生徒数が多いため、常に競争力を持ちながら授業を受けられる。
・大教室のため、わりと経験豊富な先生が授業を担当してもらえる可能性が高い。
・授業時間も2時間などが基本で、授業料も個別と比較すると安い。
〈デメリット〉
・クラス人数が多いために、質問がしづらい。
・講義形式の授業になりやすいので、受け身型の授業になってしまう。
・クラス人数が多いために、欠席や理解不足などのフォローがしてもらいにくい。
《向いている生徒》
・競争心に溢れ、難関上位校などを目指している生徒には向いている。上位校に合格するためにはメンタル面も重要になってくるからこそ、競争力が高く厳しい環境で学習していくことも非常に重要となる。
【個別指導塾】・・・マンツーマン指導やブースで区切り1:2~3などで見る授業形態。フランチャイズで全国規模に校舎を展開している学習塾に多い。
〈メリット〉
・自分の学習したいことや、その子に合った授業をしてもらえる。
・ブースなどで仕切られているので、周りから影響を受けやすい子は集中できる環境で学習が可能。
・もし欠席や遅刻,早退などする場合は、振替授業なども実施してもらえる。
〈デメリット〉
・講師を多く雇う形態なので大学生のアルバイト講師やキャリアが浅い先生が担当することが多い。
・完全マンツーマン指導でない場合は、先生が毎週代わる可能性が高い。
・完全マンツーマン指導では月謝が高額になる。
《向いている生徒》
・苦手科目など躓いてしまっている場合は、個別指導がおススメ。また習い事などで通塾曜日が限られる場合も個別指導は幅広く受け入れてくれるので、無理なく通える。
上記のようにどちらにも長所と短所があるが、プロ目線からすると理想は、「年間通しては集団塾もしくはグループ学習塾(5~10名程度)で競争心を持ちながら授業に取り組み、かつ講師にもこまめにフォローをしてもらえる塾を選ぶ」と良い。
それは周りと競い合いながら学習することは学習効果が非常に高くなるため。
だからこそ最初は個別からでも、段々と集団形式の塾へ切り替えることも良い。
また個別指導塾の使い方は過去問対策や苦手分野克服など短期的な対策で「明確な」学習内容が確立している場合は、個別に指導してもらうと良い。
あとはライフスタイルに合わせて習い事を多くやっているのであれば個別指導塾の方がベストである。