都立高校受験と私立高校受験の違い①   ~私立高校受験編~

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yamanashi05
都立高校受験と私立高校受験は受験制度が大きく異なる。
端的に言ってしまえば都立高校受験は「総合力」で私立高校受験は「英数国の3科目」が重視される。

その為、私立高校受験にするのか、都立高校受験にするのか中2の冬には決めておくことをオススメする。

それは、中3生の4月から本格的に入試がスタートするといっても過言ではないからだ。

ただなかなか決まらないのであれば都立高校を受験する意識で学習していこう。

さて、私立高校受験についてだが、基本的には通知表の【内申点】によって志望校を決定することができる高校がほとんどである。

しかも中3の1学期か2学期の通知表の結果で私立高校を決めることができるので、ある意味、夏休み前に受験を終了してしまうこともできるのだ。

また注意点としては3科目か5科目の内申点で見られる高校が多いが、ただ1年生からの内申点で1,2が9科目において1回もついたことがないか見られる高校も多いので中1生から注意が必要。万が一中3になってから1が1科目でもついてしまっている場合は受験できる私立高校はほとんど少なくので気をつけよう。

当然、1学期の通知表の結果が悪かったのであれば2学期の通知表で挽回することもできるし、自分が進学したい私立高校まで少し内申点が足りなくても、2学期の結果次第では、十分合格することができる。

だからこそ、1学期の結果が出てからも1ランクUPした高校を十分志望校にしても良い。

ちなみに内申点というのは私立高校において非常に重要なものであり、この内申点によって「受験前」に合格(優遇)を決めてしまうことができてしまうのだ。

つまり「入試本番」で頑張るのではなく、「入試前」の定期テストなどが「私立高校にとっての入試」となるくらい、重要なものになっている。

 また私立高校において注意しなければならないのは現在、偏差値が高い上位校は内申点だけが到達していても「入試本番での得点」が取れなければ不合格になってしまう。
つまり、あくまでも募集要項に書いてある内申点は「受験資格」であり、入試本番は当日の得点(主に受験科目は英数国の3科目)が重視されるのである。
例えば、広尾学園や中大系列などの上位大学付属高校に多い。また内申点が取れない生徒は私立高校に不利なのかというとそんなこともない。
東京であればVもぎやWもぎの偏差値を見てくれる高校も多いので、業者模試も「私立高校入試」だと思ってしっかり対策して臨もう。
また成績が良い生徒におススメなのが特待入試である。
都立高校の併願校を希望の生徒も特待入試などがあるので、ただ併願校としての志望校を決めるだけではなく、特待を意識して通知表UPや模試を受けてみよう。

万が一、併願校の私立高校に進むことになってしまったとしても、家庭への負担なども減り、少しは気持ちも落ち着いてくるはず。

以下まとめ。

①私立高校入試は「英数国の主要科目」受験。

…上位大学付属高校などは、英数国が教科書レベル以上の問題が出るので、そういった問題をたくさん解き慣れること。そのために、中2冬には受験の方向性を決めておく。決められない場合は都立高校受験という意識で学習に取り組む。(都立高校受験は9科目総合力の受験な為)また上位大学付属高校はあくまで内申点は「受験資格」という形になる高校が多いので、「入試当日の得点」がしっかり取れるように準備が必要。

②ほとんどの私立高校入試は「中学校の内申点」でほぼ決まる。

…内申点の結果でほとんどの高校は決めることができるので、学校の定期テストなどを「受験」と捉えて取り組む。

③私立高校入試は「業者模試(Vもぎ,Wもぎ)」の結果でも決められる。

…公にはなかなかなされていないが、模試の結果が2回平均で高校基準の偏差値をクリアできれば、ほとんどの高校で優遇措置がもらえる。(しかも3科または5科の良い結果で良い。)

④成績が良い子は私立高校の「特待入試」にチャレンジすると良い。
…都立高校と併願を考えている生徒でも特待入試は積極的に行われている。その為、モチベーションUPとしても中学校の通知表や業者模試の偏差値を伸ばして特待生を狙うのも良い。たとえ併願校としてであっても精神的にも良い意味で安定してくるはず。

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