志望校について悩む生徒は多い。
当然、今すぐに志望校を確定する必要もないので、高校訪問しながら、じっくりと自分に合った学校選びをしてもらいたい。
しかし、志望校を選ぶ上で、中2の冬にはある程度決めなければならない生徒もいる。
それがたとえ都立高校を第一志望であっても。
該当する子は自校作成校を受験するか、共通問題校を受験するかを悩んでいる方。
自校作成校とは、その高校独自で英数国の問題を実施している高校の事であり、近年では多くの上位校が採用している。
またグループ作成というのも導入され、自校作成校の中でも3つのグループに分けてそのグループで共通した問題も作られる。
このように偏差値60以上を目指す生徒にとっては、共通問題校にするのか、自校作成校にするのかで学習の戦略が異なってくる。
その選択に関しては中2の冬までには決めた方が良い。
それは、自校作成校になってくると、問題の質が教科書レベルを超えてきてしまうからだ。
そうなった場合、3年生からはハイレベルな問題に取り組んでいくことが必要だ。
そうではなく、中3の夏休み明けから急に自校作成校を目指すとなった場合はなかなか厳しい受験となってしまう。
もし自校作成校か共通問題出題校の狭間で悩んでいるようであればなるべく早めに志望校を確定していくことをオススメする。