都立入試に戦略が持てる理由がある。
それは「相手がはっきりしている」からだ。
例えば、中学校の定期テスト対策となるとなかなか相手の情報を全て知ることは難しい。
それはよく「○○中対策に完全対応」などと、広告などに記載されている塾も多いが、よくよく考えてみると同じ中学校でも問題を作る先生は学年やその時の定期テストによっても異なる場合がほとんどである。
だから、初めて赴任した先生などの傾向はなどなかなか掴めないことが多い。
しかし都立入試問題を始め、全国の高校入試問題は入試傾向が毎年大きくは変更しないために傾向がはっきりしている。
だから最短距離の学習ができてしまうのだ。
たしかに問題に山をはって、勉強が偏ってしまうことはけして良くない。
しかし戦略を持つことで、やるべき学習が明確化されて、モチベーションUPと目標達成イメージを持つことが可能になる。
それができるからこそ、必ず受験勉強にも戦略を持って学習することをおススメする。
そのためにまずは夏休みに入る前に、傾向を掴んでおこう。
具体的には都立高校入試の業者模試である、Vもぎの過去問を購入し、時間を計測して問題を解き、傾向をしっかり掴んでから学習を進めていこう。
入試本番で戦う相手が意識できるかどうかで受験勉強効率も高まってくる。