小学校低学年の生徒へ授業する際、一番言葉に注意して授業をする。
出来るかぎりその学年よりも下の学年の子達へ説明するイメージだ。
「これくらいの言葉は知っているだろう。」とこちらが思っていても実際は子供が知らないこともよくある。
だから学校の宿題で定番の教科書本読みをさせて知らない言葉や漢字を理解させることが大切だし、低学年のうちはとても多くの言葉に触れてほしい。
やはりこういった力も国語力には大きく影響を及ぼしてくる。
しかしそれ以上に国語の本当の恐さは、誰かが説明したことを自分で自分の言葉に置き換えられない事だろう。
例えばもしこちらが伝えたい情報を10伝えたとしても、A君は8を受け取れたが、国語が苦手なB君は2しか受け取れない。それは理解度ではなく、自分の言葉に置き換えられず理解ができない可能性が高い。
実際、現場で生徒の表情や反応などに注意しているとやはり伝えた言葉が上手く置き換えられずに理解度が遅くなってしまうことがある。
これは小学生だけでなく、中学生にも当てはまる話。
やはり国語は習慣的な事から養われる科目でもあるので日ごろから意識しておきたい。
ぜひ家でも子供の表情を観ながらコミュニケーション量を増やし、子供の考えを述べさせてあげたりするなど、たくさん言葉を話させてあげられる環境を創ると良い。
確かに多くのことを教えてあげなければならないこともありこちらが話すことも多くなるが、それを十分受け取れる子に育ってもらうためにもぜひ聞き役にも徹して良いコミュニケーションを意識して創ってほしい。