得意科目を教える際に講師へ必ず伝えることがある。
それは「得意科目を教える事ほど本当は危険。」だという事。
なぜなら、その科目が一番好きであり、苦手だった経験がない可能性もあるからだ。
しかし多くの生徒がそのような感覚なわけでもなく、むしろ高校受験生は得意科目と苦手科目がはっきりしている傾向がある。
だからこそ教えるときは生徒の色々な角度からの視点を押さえて指導することが大切である。
一方向のみの視点は逆に勉強を苦手にさせたり嫌いにさせる可能性があるからこそ危険である。
必ず生徒のことを理解してから授業を行ってほしい。
英語で理解するという単語は「understand」と書く。スペルを訳すと「下に立つ」だ。
そういった意味から言えば本当に理解することとは上からではなく、下に立った時に理解できるのであろう。
常に講師は生徒の下から押し上げてあげる意識でやらなければならない。
そういう先生が多くなることで多くの子達が学びを純粋にもっと楽しめるようになるはずだ。