スティーブジョブズの名言で、2005年に米国のスタンフォード大学の卒業式でのスピーチで使われた言葉がある。
「ハングリーであれ、馬鹿であれ。」だ。
この言葉に出会ったのは大学生の頃であったが当時はその言葉を理解することが出来なかった。
「なぜ成功するのに馬鹿で良いのか。」と理解ができなかったのだ。
あれから長い年月が経ち、教育現場で多くの子供たちを教えて自分なりに一つの解釈ができた。
それは大きく成長するためには素直さが必要。
周りがどんなに良いことや深いことを伝えたとしても受け取る側が素直に受け取れなければ意味がない。
またもしそれを周りがいやいや強制させても強制しなくなったとき、また元に戻ってしまう。
だからこそ成長するためにはスポンジのように吸収できる素直さが大事なのだ。
馬鹿という言葉で馬鹿正直など「まっすぐ」を意味するニュアンスの言葉がある。
もし周りの成功している人や経験者,知識者からアドバイスをされたらまっすぐに聞ける姿勢が大切だ。
もちろん疑問に思うことは聞いたりしても良いが、アドバイスされているにも関わらずそれでも話を聞かず自己流に走ったり、毎回疑ってみたりするのは自分の成長を大きく妨るし、相手にも失礼。
それでは成長もできないし相手との良好な関係もけして生まれない。
まずは周りの方にアドバイスされたことを忠実に受け入れ実行してみること。
万が一それで失敗しても経験になるではないか。
その経験を基にまた次進んで行けばいい。
どちらにせよ素直にやっていくことしかその先につながらないのだから。
まずは騙されたと思い、忠実にアドバイスを受け入れて行動していってほしい。